位ケ原山荘に設置された協力金を募る箱(位ケ原山荘提供)

位ケ原山荘に設置された協力金を募る箱(位ケ原山荘提供)

長野県 松本・上高地・美ヶ原 アウトドア・レジャー

北アルプス乗鞍岳の山小屋4軒に「協力金」収受箱 登山道維持・整備に活用 「協力証」を配布

信濃毎日新聞(2024年9月2日)

 北アルプス南部の登山道の維持・整備に充てる「協力金」を募る収受箱が1日、乗鞍岳(3026メートル)の山小屋4軒に設置された。北ア南部の山小屋や環境省などでつくる「北アルプス登山道等維持連絡協議会」の取り組み。今後も安全に登山を楽しめるよう広く協力を呼びかけたいとし、協力した登山者には「協力証」を配布する。

 北ア南部では2021年、槍・穂高連峰の長野県側などで協力金の募集を試験的に開始。23年から一口500円を目安に本格導入した。槍・穂高連峰や常念山脈などの山小屋22軒に収受箱を置き、オンライン決済などでも受け付ける。23年度は540万円余が集まった。

 新たに設置した4軒は乗鞍岳頂上小屋、肩ノ小屋、位ケ原(くらいがはら)山荘、冷泉小屋。位ケ原山荘では早速協力金を入れる登山者がおり、経営する六辻徹夫さん(56)は「人手の問題などで十分に登山道を整備できていないが、募金も活用して歩きやすい道を維持したい」と話した。

 環境省中部山岳国立公園管理事務所(松本市)は「協力金への認識が少しずつ広まってきた。災害時の対応も含め、登山道の維持につなげたい」としている。

関連記事は以下のリンクからご覧ください。

詳細情報

リンク
信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024090100285
登山道整備の「協力金」納入者に「協力証」 https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024082600578
今月のお得な国内ツアー びゅう

松本・上高地・美ヶ原 ニュース

松本・上高地・美ヶ原
イベント

松本・上高地・美ヶ原
スポット