「こきりこ踊り」の特別公演が2日、南砺市上梨(平)のこきりこ館で開かれ、ささらの素朴な響きや踊りで県内外から訪れた観光客を魅了した。
越中五箇山こきりこ唄保存会(岩崎喜平会長)の8人が出演。伸びのある唄やしの笛、太鼓などの音色に合わせて、踊り手が小気味よくささらを鳴らした。
東京や名古屋、オーストリアから約100人が訪れ、公演の様子をスマートフォンやカメラに収めていた。ささら踊りの体験もあり、保存会のメンバーとささらの音色を響かせた。
特別公演は、保存会や地元の観光組合でつくる「こきりこの里四季の祭り実行委員会」が開いた。こきりこ祭りは25、26の両日に、近くの白山宮境内で開かれる。