珠洲市折戸町の飲食店「つばき茶屋」が9日までに営業を再開した。七ツ島や半島先端部の海岸線の絶景と、近隣の海の幸、経営する母娘らとの会話を目当てに、住民や復旧工事関係者でにぎわっている。
つばき茶屋は21年前に開業した。海女としても活動する番匠さとみさん(40)の母さつきさん(72)や近所の住民らが地域おこしを兼ねて再開した。「さざえ丼」や「イカ様定食」などが人気を集めるが、高屋漁港が能登半島地震で損壊した影響で、刺し身定食は出せていない。
日曜から水曜までの昼の営業(10日は休業)で、番匠さんは「多くの人の憩いの場になればありがたい」と話した。