12日の石川県内は、最高気温が金沢33・0度、小松32・6度となるなど、輪島と輪島市三井を除く9地点で30度を超える真夏日となった。白山市鳥越地区ではソバの花が見頃を迎え、一面を雪のように覆う純白の花が涼やかな秋景色を描いている。
白山市三ツ屋野町会が管理する約8ヘクタールの畑では、例年よりも1週間ほど早くソバの花が満開となった。見頃は20日ごろまでで、10月下旬から刈り取り、約4トンの収穫を見込んでいる。同所の農業体験施設「にわか工房」の出村智里さん(61)は「きれいな花とおいしいソバの両方を楽しんでほしい」と話した。