施設運営などのエターナルストーリー(長野市)は12日、長野市中条地区の郷土料理「おぶっこ」を冷凍した新商品の発表会を同地区にある「道の駅中条」で開いた。野菜や平打ち麺を信州みそで煮込んだおぶっこは、同社が指定管理者として運営する道の駅中条のレストランで年間約1万8千食が売れる人気のメニュー。観光客らの需要を取り込もうと開発した。
麺には県産小麦「ユメセイキ」を使用。キャベツやニンジン、豚肉などの具が入っており、水約500ミリリットルを加えて煮込むだけで食べられる。1食650グラム入りで、780円。レストランで提供する際に添えている「辛味噌(みそ)」も付けた。
道の駅中条では7月から販売しており、これまでに約480食を売り上げた。初年度は約5千食の販売を目指す。道の駅中条のオンラインショップや、同市飯綱高原の複合施設「森の駅 Daizahoushi(ダイザホウシ)」でも取り扱う。
道の駅中条の小松英樹駅長は「まずはおぶっこを知ってもらい、中条まで買いに来てほしい」としている。