小布施町で特産の栗が収穫期を迎えた。青空が広がった13日、町内の栗畑では、割れたいがの中から、つややかな実が顔をのぞかせていた。
同町小布施の「こばやし園」では、50アールの栗畑にわせ種の「丹沢」、晩生種「銀(ぎん)寄(よせ)」などが植わる。今年は例年より1週間早い、9月初旬に収穫を始めた。畑の半分ほどを占める「銀寄」の収穫は、この中下旬に本格化する。
昨年は春先の凍霜害の影響で収量が例年の半分以下に落ち込んだという。パート従業員の女性(45)は「今年は好天で実が多くついている」とうれしそう。地面に落ちたいが栗を拾い集め、慣れた手つきで実を取り出していた。
収穫した栗は、近くの農産物直売所などに出荷する。