戦国武将らの愛刀を紹介し、美術品としての刀剣の美しさに迫る「日本刀物語II」展の前期展が13日、富山市の秋水美術館で始まり、同館の所蔵品や全国のコレクターから集めた名刀、武具、書状合わせて約60点を紹介している。12月1日まで。
前期展は「もののふの魂」と題し、上杉謙信や明智光秀、伊達政宗ら日本史に名を残した武将の愛刀がそろう。平安時代の三条宗近作で、豊臣秀吉が京都の愛宕神社に奉納したと伝わる太刀は、制作当時の姿をとどめる貴重な一品。越中国新川郡松倉郷(現在の魚津市)に住み「天下三作」と呼ばれた名工、郷義弘(ごうのよしひろ)の刀剣も紹介している。
後期展は12月11日から来年3月2日まで。北日本新聞社共催。