「コスモス街道」として知られる佐久市内山の国道254号で、コスモスが咲き始めた。雨降りの日、水滴が付いた花びらの縁を歩くアリが1匹。地球の重力など気にする様子もなく、逆さまの格好で「散歩」を楽しんでいた。
街道沿いは人の背丈以上に伸びたコスモスが6キロほど続く。花はまだ少ないが、市観光協会によると中旬には見頃を迎える見通しだ。1972(昭和47)年に地元の老人クラブが植えたのが始まりで、現在も手入れを続けている。
毎年見頃に合わせ「佐久高原コスモスまつり」を開催。今年は8~23日に沿道の休憩所で地元産の野菜やリンゴなどを販売する。