9月19日の彼岸入りを前に、福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡のヒガンバナが咲き始めている。遊歩道沿いの鮮やかな赤色の大輪が秋の訪れを伝えている。
遺跡周辺のヒガンバナは自生に加え、同遺跡保存協会が観光客に楽しんでもらおうと、唐門近くを流れる一乗谷川沿いなどに毎年少しずつ植え整備してきた。
今年は例年通りの9月上旬に早生のヒガンバナが咲き始めた。今月末にかけ見ごろを迎える見込みという。同協会の細田国雄会長は「朝晩の気温が下がるこれからが本番。川沿い約1・7キロに渡り咲き誇るヒガンバナをぜひ見に来て」と話している。
17日は日差しが照りつける厳しい残暑の中、観光客らが秋の風情漂う花の道の散策を楽しんでいた。