高岡市商工会青年部は地域の名物を作ろうと、「青春!みらいレシピ」と題して中学生からアイデアを募った。選考の結果、グランプリに同市中田中学校2年生の三村杏子(きょうこ)さんが考案した「よごしライスバーガー」が選ばれた。今後イベントで販売する。18日は同校で表彰式があり、三村さんは「よごしのおいしさを知ってほしい」と笑顔を見せた。
高岡市商工会青年部は戸出、中田両地区と福岡地域の事業者で構成する。戸出地区では毎年7月に戸出七夕まつりが開かれ、9月には中田地区で中田かかし祭、福岡地域で福岡町つくりもんまつりがある。こうしたイベントを一体になって盛り上げようと企画した。
ライスバーガーは、ライスに郷土料理の「よごし」やチーズ、ベーコンを挟んだ商品。21日は中田かかし祭、22日は福岡町つくりもんまつりの会場に青年部の屋台を設け、1個400円で販売する。よごしはダイコンの葉などをゆでて刻み、みそであえたもので今回は小松菜を使用する。
「青春!みらいレシピ」は7月に3中学校の生徒から募集し、合わせて89のアイデアが集まった。青年部が地区内の飲食店と試食などを行い、グランプリとエリア賞を決定。中田エリア賞は達川李花(ももか)さん(中田中2年)の「くしから」、戸出エリア賞は戸出中3年のチームタマネギが考えた「カルボナーラパン」、福岡エリア賞は山岸美心さん(福岡中1年)の「福ねり揚げ」が選ばれた。
18日は、三村さんと、同校の達川さんに表彰状が贈られた。同青年部こどもみらい委員会の青江威一郎委員長は「商品が地域の新しい魅力の一つになったらいい」と話した。