新潟県妙高市の燕温泉にある秘湯「河原の湯」が3年ぶりにオープンした。道中のつり橋が豪雪で落下し、湯を管理する燕温泉組合が利用を中止していたが、別ルートを開設。再開を待ちわびた観光客らが訪れ、川のせせらぎを聞きながら自然の中の湯を楽しんでいる。
河原の湯は、燕温泉街から妙高山登山道を10分ほど歩いた所にある川べりの露天風呂。登山客が疲れを癒やす湯として人気があり、ぬるめの硫黄泉で湯の華が浮く乳白色が特徴。2022年にアクセス道のつり橋が落下したが、燕温泉組合が今春、仮設階段を使ったルートを完成させ9月1日にオープンした。
訪れた神戸市の会社員(33)は「人が少なく癒やされる。濁り湯で泉質もいい」と満喫。加藤敏男組合長(77)は「秋は紅葉がきれい。湯に漬かりゆったりしてほしい」とPRした。
無料。11月第1週ごろまで利用できる。