古代米で「辰人」の文字を表した田んぼアート=9月18日、福井県永平寺町栃原

古代米で「辰人」の文字を表した田んぼアート=9月18日、福井県永平寺町栃原

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干支ちなみ「辰人」..."達人"の田んぼアート 永平寺町

福井新聞(2024年9月20日)

 福井県永平寺町栃原で、今年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんだ田んぼアートが見頃を迎えている。近くのパート従業員藤井さんが毎年手掛けており、今年は古代米で「辰人(たつじん)」の文字を浮かび上がらせた。

 2005年から九頭竜川に架かる北島橋北詰の4アールの水田で主に干支を題材に実施している。自身が辰(たつ)年生まれであることと、20年近く田んぼアートを続ける「達人」であることへの自負を込めた。

 文字は背が高くもみが黒い「アクネモチ」で表現。文字の周辺は通常の稲と見た目がほぼ変わらない「黒米」で囲んだ。辰のたれの部分は、竜そのものが形作っているようにイメージした。

 田植えから除草、稲刈り、天日干しまでほとんどを手作業でこだわる藤井さん。「たれの竜がはっきり見えれば100点満点だった。例年より文字は読みやすい」と話していた。田んぼアートは10月10日の刈り入れまで楽しめる。

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