須坂市の「遠藤酒造場」の酒蔵で21日、同社の日本酒を味わう恒例の「蔵開き」が3日間の日程で始まった。人気銘柄など16種の試飲や、普段は公開していない酒蔵内部の見学ツアーがあり、多くの人でにぎわった。
来場者の目を引いたのは、つり下げた袋から滴る蔵開き限定の「渓流」。来場者は升にすくってもらった生原酒をおいしそうにすすった。これを楽しみに訪れた会社員の勝山浩道さん(51)=須坂市日滝=は「フレッシュで、つい飲み過ぎちゃう」と笑顔。会場には焼き鳥やギョーザなど市内の店舗が屋台を出店し、酒かすの詰め放題もあった。
社長の遠藤秀三郎さん(63)は「ハイボールなど日本酒の新しい飲み方も体験してほしい」と話していた。午前9時半~午後4時(23日は午後3時半まで)。須坂駅と会場を結ぶ無料のシャトルバスを運行する。問い合わせは同社(電話026・245・0117)へ。