ほっこく観光(金沢市)の「今行ける能登」応援ツアーは23日、羽咋市などで開催され、石川県内外の30人が気多大社や千里浜を巡った。21日の豪雨で能登では甚大な被害が発生しており、参加者は復興を願って参拝した。
参加者は金沢駅からIRいしかわ鉄道、のと鉄道の震災の記憶を伝える「語り部列車」に乗って穴水に到着した。その後、バスに乗り換えて羽咋市に入った。気多大社では、神職が由緒や能登半島地震後の状況を説明し、参加者で復興を祈願した。能美市から参加した福田洋子さん(84)は「大雨の被害が心配。早く復興することを願っています」と話した。
ほっこく観光では10~12月、羽咋市のほか、七尾市ののと里山里海ミュージアムで国重要無形民俗文化財「青柏祭」などの展示を見学し、能登の祭り復活を願うコースを予定している。
いずれも「語り部列車」にも乗車する。日程など詳細は、ほっこく観光=076(263)3565=、http://www.hokkokukanko.co.jp/まで。