越前和紙を使ったあかり作りのワークショップが9月23日、福井県福井市の県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館で開かれた。親子らがカラフルな和紙を使い、オリジナルのあかり作りを楽しんだ。
伝統工芸の越前和紙に親しんでもらおうと、同博物館が初めて企画。午前の部には8人が参加した。子どもらは白やピンク、黄などのさまざまな色、柄の越前和紙の中から気に入ったものを選び、手のひらサイズのガラスの容器に丁寧に貼り付けた。
講師を務めた五十嵐製紙(越前市)の伝統工芸士、五十嵐匡美さんは「完成をイメージして、使う色に統一感を持たせるとかわいくできる」とアドバイスした。
完成したあかりを点灯させると、「すてき」という声が聞かれた。母親と参加した社西小4年の児童は、完成したあかりを手に「玄関に飾りたい」と笑顔で話していた。