「しきぶきぶんミュージアム」の10万人目の来場者となり記念品を受け取る寺田さん一家(中央3人)=9月23日、福井県越前市武生中央公園

「しきぶきぶんミュージアム」の10万人目の来場者となり記念品を受け取る寺田さん一家(中央3人)=9月23日、福井県越前市武生中央公園

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越前市観光施設「しきぶきぶん」10万人 家族に記念品

福井新聞(2024年9月24日)

 福井県越前市と大河ドラマ「光る君へ」の主人公の紫式部とのゆかりにちなんだ市武生中央公園の観光施設「しきぶきぶんミュージアム」が9月23日、来場者10万人に達した。セレモニーが行われ、節目の来場者となった石川県の家族に記念品が贈られた。

 市や県などの紫式部プロジェクト推進協議会が開設したしきぶきぶんミュージアムは、ドラマの衣装や越前和紙の小道具などを紹介する大河ドラマ館や物販スペースなどで構成。2月23日のオープンから214日目の大台到達となった。

 10万人目となったのは石川県白山市の寺田さん家族。10月4日に同公園で開幕するたけふ菊人形のマスコット「きくりん」の祝福を受け、ドラマ館の西川哲司館長から越前そばなどの詰め合わせが手渡された。

 「主人公のまひろ(式部)の性格に引かれる」と魅力を語る寺田さんは、ドラマを通じて式部と越前の関わりを初めて知ったといい「どうやって(都から)越前まで来たのかな」と想像を膨らませていた。

 市などによると、同ミュージアムの来場者数は、ドラマが越前国に舞台を移した5~6月の「越前編」放送を受け、県外客を中心に増加。その後いったん落ち着いたものの、9月に入ってまた好調を取り戻しているという。

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