箕輪町上古田地区の「赤そばの里」で10月13日まで、ピンク色の花を付ける赤ソバを鑑賞したり食べたりできる「赤そばの里祭り」を開いている。主催する地元住民らの団体「古田の里赤そばの会」は、一番の見頃になると見込む10月上旬にかけて多くの来場を期待している。
同会は毎年、広さ約4・2ヘクタールの畑に種をまき、花が咲く時期に祭りを開いている。押野光会長(73)によると、暑さの影響で花のピンク色はまだ例年より淡い。10月にかけて気温が下がってくると徐々に色が濃くなるという。
祭りが始まった今月21日、高森町山吹から訪れた柏原康久さん(76)は「地元の人が頑張って育ててくれるので、毎年楽しみにしている」と赤ソバを写真に収めていた。
祭りの会場では今年、雨が降っても落ち着いてソバを食べられるように食事棟を新築。トタンぶきの木造平屋で広さ約100平方メートル。一度に50人ほど食事ができる。また、足の不自由な人も利用しやすいようにバリアフリートイレを仮設した。祭りは入場無料で午前9時~午後4時。