扇子を広げると、そこには雪を頂いた立山連峰の大パノラマ-。富山市観光協会が商品化した扇子が、人気を集めている。元々は非売品だったが、同協会が交流サイト(SNS)に載せたところ商品化を求める声が相次ぎ、販売することになった。富山城址公園内の市まちなか観光案内所で販売しており、多くの人が市街地に足を運ぶきっかけにもしたい考えだ。
名称は「立山連峰扇子」で、青空の下に連なる毛勝三山から薬師岳までをデザイン。それぞれの山の名称と標高も記載した。
富山市観光協会では公式X(旧ツイッター)に立山連峰の美しい景色を投稿してきた。反響が大きかったことから、6月に立山連峰扇子の写真を投稿したところ、商品化してほしいとの希望が多く寄せられた。
9月上旬から販売を開始。売れ行きは好調で、同協会によると、県外をはじめ海外に住む家族や友人への土産として購入する人が多いという。
同協会の太田直主査は「扇子をきっかけにまちなかに足を運び、施設や飲食店に立ち寄ってもらいたい」と話す。
1本2500円。問い合わせは市まちなか観光案内所、電話076(439)0800。