コハクチョウの越冬地として知られる安曇野市豊科田沢の犀川白鳥湖で13日、今季の初飛来を地元の「アルプス白鳥の会」が確認した。飛来は41季目で昨季より1日早い。午前8時には成鳥5羽が湖面を泳ぐ姿が確認でき、時折クウクウと鳴きながら真っ白な翼をバタバタさせる様子を会員たちが見守った。
同会代表の会田仁(まさし)さん(75)=安曇野市穂高有明=によると、午前6時ごろ成鳥3羽を確認。その後に2羽増え、水鳥のサギやカモと一緒に悠々と水面を泳ぐ姿が見られた。
飛来のピークは例年、1月下旬から2月上旬で、昨季は市内で255羽が確認され、過去30年間で最少となった。会田さんは「季節も急に寒くなって、冬に向かってまっしぐら。白鳥もけがや事故のないように過ごしてほしい」と話していた。