県高岡文化ホールで31日に開かれる「大正琴フェスティバル2024」に向けた合同練習が14日、射水市大門総合会館であり、出演者は息を合わせてきれいな音色を響かせた。
フェスは県大正琴連盟が毎年開催しており、今年は5流派が共演する。2部構成で、第2部では「大正琴でつづる民謡新世紀」と題し、全流派の指導者が出演。和太鼓、しの笛、シンセサイザーを交えて民謡メドレーや沖縄のうたメドレーを繰り広げる。
この日は第2部の練習を行い、宗家岡田流の琴富希、大正琴ミズキのアンサンブルミズキ、琴伝流のMusic Box、琴城流の富山琴翔支部アンサンブル翔、琴修会のラブハープの約20人が参加した。越中いさみ太鼓保存会の高木渉さん(砺波)も加わり、音の強弱やタイミングを確認した。
大正琴はさまざまな流派があり、楽器や音色、奏法が異なる。同連盟の信清秀晴理事長は「いろいろな流派と弾くことはあまりないので楽しみ。いい演奏をしたい」、木口文代副理事長は「大正琴にとって難しい民謡に挑戦した。流派の違いはあるが、うまくそろえばいい」と話した。
フェスは午後1時開演で、入場無料。同連盟、県、県芸術文化協会、北日本新聞社主催。