福井県美浜町のJR美浜駅から町生涯学習センターなびあすまでのエリア「にぎわいゾーン」で10月26、27日、町民有志でつくる実行委によるイベント「はまなびフェスタ」と全国各地のサバ料理が集結する「鯖サミット」が同時開催される。町内産品やサバ料理を味わえるほか、アイドルなどのステージや夜の屋台村といった企画が一帯でめじろ押しだ。
はまなびフェスタは2019年まで開かれていた町産業祭を前身に、町民有志の実行委が昨年から開いている。鯖サミットは産地で異なるサバの味や料理法を発信して地域を盛り上げようと、14年から全国各地で開かれており、16年には小浜市で開かれた。実行委と一般社団法人鯖協会(東京)が連携して同時開催する。
なびあす駐車場には、サバずしやサババーガー、へしこなどを取り扱う県内外の27店に加え、野菜やジビエ料理、太田そばなどの町内産品を販売するブースが並ぶ。特設ステージでは、福井の伝統工芸アイドルグループ「さくらいと」などのアイドルライブやサバに関するトークセッションが展開される。
道の駅「若狭美浜はまびより」にはスマートボールやヨーヨー釣りなどを楽しめる縁日コーナーが設けられる。高さ約5メートルのツリーやトンネル型のイルミネーションも登場。12月25日まで設置され、毎日午後5時から点灯する。はまびよりとなびあす間の町道は25~27日は車両通行止めとなり、26日午後5~10時には屋台村を開催。地元飲食店がアルコールや焼き鳥、イカ焼きなどを販売する。
26、27日とも、タイなどで人気の三輪自動車「トゥクトゥク」が同区間を無料運行。来場者の移動をサポートする。はまなびフェスタ実行委員会の委員長は「2年目でさらにパワーアップしている。美浜の交流人口拡大につなげたい」と意気込む。鯖協会の代表理事は「全国の多彩なサバ料理が一堂に会するめったにない機会。来場お待ちしています」と呼びかけている。
イベント詳細は特設サイト=QRコード=で。問い合わせは町産業政策課=電話0770(32)6706。