内装改修のため７月から、１階と２階部分を休業していた東京・銀座の県情報発信拠点「銀座ＮＡＧＡＮＯ」が２６日、リニューアルオープンした。１階の酒の試飲コーナーを２階に移し、１階の県産品の販売スペースを拡充。開業１０周年に当たるこの日は記念イベントを開き、大勢の客でにぎわった。

　改修では１階の内装を明るい木材に変更し、段差を解消して店内の通路を広くした。２階には信州の地酒やワインを試飲できる「テイスティングスペース」を設置。サーバーやカウンターテーブルを設け、さまざまな酒の飲み比べができる。２階にあった観光案内機能は５階の移住交流・就職相談コーナーに統合した。

　記念イベントで、阿部守一知事は「単なる物産館ではなく、長野県の人や事、物を知る場として多くの人に支えられ、発展できた。今後もさまざまな発信をしていきたい」とあいさつ。以前から銀座ＮＡＧＡＮＯを利用してきたという東京都中央区の主婦後藤真由美さん（６７）は「１階の雰囲気が明るくなり、商品も見やすくなってゆとりもできた。これからも利用を続けたい」と話していた。