県菓子工業組合(渡邉克明理事長)は31日、富山市栄町の洋菓子店「リブラン総本店」で、県内の菓子店を対象にした「BEST OF TOYAMA SWEETS とやま菓子コンテスト」の開催報告会を開いた。和菓子店「光春」(同市堀川小泉町)が優勝した。
若手職人の育成を図ろうと毎年開き、4回目。今回は能登半島地震の復興の願いを込め「氷見の食材」をテーマにした。審査は味覚、視覚、市場性、独創性の4項目で行われた。
優勝した光春の職人、碓井光さんは、ライチョウをイメージした「まろやからいてふ」を出品。とろろ昆布を練り込んだ大福の生地で、サツマイモと氷見産の稲積梅をベースとしたあんを包んだ。碓井さんは「富山を代表する菓子になってほしい」と話した。
出品された菓子は各店舗で販売されるほか、歴代の入賞作品と共に、11月6~12日に富山大和で特別販売される。