大好きな福井県大野市阪谷地区を多くの人に知ってほしいと同市阪谷小児童が考えていたバスツアーコースのルートが決まり11月2日、同市の城下町東広場で児童が発表した。アイス作りやワイン試飲など、阪谷の魅力が詰まったルート。最少催行人数を満たせば30日に実施予定で、児童は「ぜひ来てください」と参加を呼びかけた。
同校児童は昨年度、当時の1、2年生がツアーを考案。観光バスツアー「はぴバス」の募集型企画旅行コースに採用されたが、最少催行人数に届かず実現しなかった。このため、もっと魅力あるバスツアーにしたいと1~3年生が新たなコース3案を考え、市内の観光バス業、大野観光自動車が精査した。
決定した「さかだにあおぞらバスツアー」のルートは、JR越前大野駅を発着し白山ワイナリー、スターランドさかだに、ミルク工房奥越前、七宝工房「宙」、巨岩群、星空案内カフェほしのいと、道の駅「越前おおの荒島の郷」を巡る。
この日は、城下町東広場で開かれた「ねんりん秋市」に合わせルートをお披露目。児童は見どころを元気にアピールし、参加を呼びかけた。2年生の児童は「アイス作り、おろしそばも楽しめる。みんなで考えたのでバスが動いてほしい」と話した。ツアーの最少催行人数は10人で、30日に実施する。料金は8千円。申し込みは5日から大野観光自動車=電話0779(66)3023。