「もみじ湖」として親しまれる上伊那郡箕輪町の箕輪ダム湖一帯で、約1万本のモミジが色づき始めた。5日は訪れた人々が赤や黄、緑色の葉が織りなすグラデーションを楽しんでいた。
町観光協会によると、今年は例年よりも1週間ほど紅葉の進みが遅い。今後、冷え込みが続けば8~10日ごろに見頃を迎えるという。
千曲市上山田の荒井弘子さん(82)は「(色づきが)早い葉もあれば遅い葉もある。きれいです」と笑顔を見せた。見頃前とあって、この日の夕方は見物客の姿はまばら。荒井さんの孫で同市磯部の自営業小林怜央さん(23)は「静かな所で見られるモミジがいいですね」と話し、散策路を歩いていた。
10日までの午後6~9時にはライトアップを実施する。