石川県立美術館で開催中の特別展「食を彩る工芸」(北國新聞社共催)のギャラリートークは10日、金沢市の同館で始まり、同展のために新作を寄せた作家3人が約50人を前に自作を解説した。
食、酒、喫茶の三つの場面に合わせて制作され、中嶋武仁さんは省スペースで収納できる入れ子の椀、中田博士さんは白鳥に着想したパール釉の酒器を紹介。赤絵の皿を寄せた見附正康さんは絵付けの際に下書きをせず、筆を動かしながら作品を仕上げていくことなどを語った。
17、24日の午後2時からも行う。参加する作家は次の皆さん。
▽17日 多田幸史(陶磁)宮本雅夫(陶磁)坂井直樹(金工)▽24日 田中義光(漆芸)水口咲(漆芸)