いしかわ秋の芸術祭文化絢爛(けんらん)「いしかわの花」(石川県いけ花文化協会、北國新聞社主催)は14日、金沢市の北國新聞交流ホールで開幕した。7流派の華道家が豊かな感性を発揮した力作を並べ、来場者は能登に寄せる思いや秋の彩りを感じ取った。
同協会の専務理事、常務理事が13点を出品した。岸壁に打ち寄せる波のようにクワを入れ、ユリに復興、五葉松とカリンの実に繁栄への祈りを込めた意欲作などが展示された。白いユリと赤のアンスリウムを中心に据え、曲がり柳を放射状に配置して生命力を表現した作品も目を引いた。
同芸術祭実行委、石川県、一般財団法人県芸術文化協会も主催した。入場料は500円。17日まで。