ラッキョウ畑一面に広がる紫色の花=11月14日、福井県坂井市三国町山岸

ラッキョウ畑一面に広がる紫色の花=11月14日、福井県坂井市三国町山岸

福井県 あわら・坂井 特産

紫の癒やし ラッキョウの花 三里浜で見頃

福井新聞(2024年11月15日)

 福井県坂井、福井両市にまたがる三里浜で、特産ラッキョウの畑が紫色に染まっている。高さ約30センチの細い茎の先に、いくつも小さな花が咲き、風に揺れて愛らしい。草取りに汗を流す生産者らを癒やしている。

 三里浜一帯26ヘクタールの畑では、植え付けから収穫までに2度越冬する「三年子(さんねんご)」を中心に栽培されている。

 坂井市三国町山岸の畑では、昨年9月に種を植え、最後の開花を迎えたラッキョウが10月末ごろから見頃を迎えている。

 14日は三里浜特産農協の職員15人が除草作業を行った。50代の女性職員は「ラッキョウに栄養がいくように、草取りは大事。大変だけど、かわいらしい花を見ると元気が出てくる」と目を細めた。

 昨年植え付けたラッキョウは来年6月ごろ収穫が始まる。

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