福井県坂井、福井両市にまたがる三里浜で、特産ラッキョウの畑が紫色に染まっている。高さ約30センチの細い茎の先に、いくつも小さな花が咲き、風に揺れて愛らしい。草取りに汗を流す生産者らを癒やしている。
三里浜一帯26ヘクタールの畑では、植え付けから収穫までに2度越冬する「三年子(さんねんご)」を中心に栽培されている。
坂井市三国町山岸の畑では、昨年9月に種を植え、最後の開花を迎えたラッキョウが10月末ごろから見頃を迎えている。
14日は三里浜特産農協の職員15人が除草作業を行った。50代の女性職員は「ラッキョウに栄養がいくように、草取りは大事。大変だけど、かわいらしい花を見ると元気が出てくる」と目を細めた。
昨年植え付けたラッキョウは来年6月ごろ収穫が始まる。