愛本駅の駅舎や周辺を再現したジオラマ

愛本駅の駅舎や周辺を再現したジオラマ

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地鉄愛本駅を精巧に再現、70年前の姿ジオラマで 深居さん(富山高専2)苦心の作、宇奈月の市歴史民俗資料館で展示

北日本新聞(2024年11月15日)

 富山地方鉄道・愛本駅(黒部市宇奈月町内山)の1950年ごろの姿を再現したジオラマの展示が13日、同市宇奈月町下立の市歴史民俗資料館で始まった。富山高専2年で鉄道部に所属する深居賢人さんが製作。駅舎や列車が精巧に表現され、訪れた人の目を引いている。

 深居さんは神奈川県出身。鉄道関連のジオラマ製作が趣味で、題材を探していた時に愛本駅を知り、洋風建築の駅舎に引かれた。貨物列車が通るなど活気にあふれていた頃の駅を再現しようと考え、1950年当時のジオラマを作った。

 150分の1サイズで、幅約60センチ、奥行き約45センチ。駅舎や車両、線路を忠実に再現したほか、現在はない貨物倉庫も置いた。隣接する変電所は建設中の様子を表現した。

 地元住民に見てもらいたいと、鉄道部OBらから紹介を受け、黒部市歴史民俗資料館で展示することになった。

 深居さんは「資料が少なく、苦戦しながら何とか完成させることができた。いろいろな人に見てもらいたい」と話している。展示は12月22日まで。月曜休館。

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