美術公募展「美の祭典 越中アートフェスタ2024」が16日、富山県民会館で開幕した。独自の感性を生かした絵画や立体作品など、幅広い世代が制作した入賞・入選作467点を展示する。初日から大勢の美術ファンや家族連れが訪れ、多彩な表現に見入った。20日まで。
越中アートフェスタは自由な創作活動に光を当てる公募展で、今回が19回目。2~90歳から467点が寄せられ、全作品が入選した。
会場には、越中アート大賞に輝いたYUIGAさん(21)=本名・石田唯我(ゆいが)、高岡市=によるファンタジックな世界観を緻密に描いた絵画「パラレルワールド・タボ」をはじめ、時間の流れを表現した写真や偶然の造形美を生かしたガラス作品、大胆な筆運びの前衛書などが並んでいる。
16日は開会式と表彰式があり、受賞者と審査員によるクロストークも行われた。
入場無料。県と県芸術文化協会、県美術連合会主催、県文化振興財団と北日本新聞社共催。