工房に並ぶヘビをかたどった越前焼の置物=11月21日、福井県越前町の踏青舎

工房に並ぶヘビをかたどった越前焼の置物=11月21日、福井県越前町の踏青舎

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「巳」新年を待つ 越前焼置物作り大詰め 福井県越前町

福井新聞(2024年11月22日)

 来年の干支(えと)「巳(み)」にちなんだ越前焼の置物作りが、福井県越前町の窯元で行われている。土の風合いを生かしたヘビたちが、温かみのある表情で新年を待っている。

 窯元「踏青舎(とうせいしゃ)」代表の泉さんは20年ほど前から干支の置物を作っている。今年は亀など縁起物と合わせた置物4種類と箸置きを制作。妻がデザインを担当しており、形がシンプルなヘビは干支の中でも難しいという。今回は丸みのある体にくりっとした目をつけ、花やハートの柄をあしらって、かわいらしい印象に仕上げた。

 11月21日は原型を整える作業を行った。泉さんは「一つ一つ違う形や表情を見てほしい」と話していた。越前陶芸村内の直売所「越前焼の館」で販売している。

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