富山県の入善沖で稼働している入善洋上風力発電所の眺めを楽しんでもらおうと、入善町は、海岸エリアの2カ所に「見学・休憩処」を整備した。町キラキラ商工観光課は「県内外から訪れる見物客に憩いの場として利用してもらいたい」としている。
洋上風力発電所は昨年9月に運転を開始し、同町横山の沖合で3基の風車(高さ152メートル)が回る。同町東五十里の入善浄化センターにも発電用風車(高さ103メートル)が立っており、4基を望む景色が人気を集めている。
見学・休憩処は、同センター近くの国指定史跡「じょうべのま遺跡」と同町古黒部の海岸に設け、ベンチと観光案内板を置いた。海沿いを通るサイクリングロードの利用者向けに自転車スタンドも用意した。
担当者は「それぞれ表情の異なる風景が見えるので、ゆっくりと満喫してほしい」とPRしている。