福井県福井市の県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館で11月23日、来館者が40万人を突破し、記念イベントが開かれた。同博物館のマスコットキャラクター「シシカゲ」とのじゃんけん大会などがあり、来館者とともに節目を祝った。
2022年10月にオープンした同博物館によると、今年10月8日に来館35万人を達成。10月に始まった北陸3県の大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」による誘客のほか、秋の行楽シーズンが晴天に恵まれたことなどから、約1カ月半で5万人を上乗せた。北陸新幹線開業効果で特に関東圏からの来館が増えているといい、本年度は既に昨年度1年間の来館者数を上回る約15万5千人が訪れている。
記念イベントで館長が「いつ来ても新しい発見があり、何度でも訪れたい博物館にしていきたい」とあいさつし、来館者らとくす玉を割った。同遺跡から出土した国重要文化財の刀装具「獅子目貫(めぬき)」がモチーフのシシカゲの着ぐるみとのじゃんけん大会では、勝ち残った来館者にオリジナルグッズなどを贈った。