長野市の善光寺周辺の店頭に、来年のえと「巳(み)」をモチーフにした商品が並び始めた。愛らしいヘビの置物や小皿が目を引き、27日も観光客たちが買い求めた。
大門町の柏与紙店には、「開運来福」の立て札と共に張り子や布でかたどった10種類ほどのヘビの置物がずらり。和紙で作った十二支の置物は毎年一つずつ、そろえる人がいるほどの人気ぶりだ。
ヘビが富士山に巻き付いた陶器を並べるのは善光寺門前の武井工芸店。店主の武井哲夫さん(75)は「ヘビは苦手」としつつ、土鈴や箸置きは「どれもかわいい」と太鼓判。「巳年に皆さまの願いが実を結びますよう願ってます」