岩の原葡萄(ぶどう)園(新潟県上越市北方)は、最高品質のブドウが収穫できた年のみに造る最高級赤ワイン「善兵衛 2022」を12月7日、3600本限定で発売する。創業者の川上善兵衛が開発した3品種の自園産ブドウのみを使い、原酒は15カ月間たるで熟成させた。遠藤正義社長は「凝縮感のある味わいと豊かな香りが特徴の特別なワイン。贈答品としても選んでもらえるとうれしい」と話している。
善兵衛の発売は、8年ぶり6度目。代表的な善兵衛品種の一つで、華やかな香りが特徴のマスカット・べーリーAをベースに、上品な酸味が特徴のブラック・クイーンをブレンド。べーリー・アリカントAも加えることで、豊かな果実香を表現し、余韻や飲み応えのあるワインに仕上がった。
ブドウ栽培の責任者、和田弦己(げんき)さん(38)によると、22年のブドウは高温少雨により小粒で味に凝縮感があって色も濃く、高い品質に育った。
ワインの醸造やブレンドを担う責任者の上野翔さん(42)は「他の岩の原のワインにはない凝縮感がある。3年ほど寝かせると熟成香とのバランスも楽しめる」と話した。
720ミリリットル入りで、1万6500円。岩の原葡萄園のワインショップやオンラインストアなどで購入できる。問い合わせは同社、025(528)4002。