星野リゾート(軽井沢町)が運営する宿泊施設や観光施設が集まる軽井沢星野エリアで、12月からさまざまなイルミネーションが利用者を迎えている。宿泊施設のBEB5(ベブファイブ)軽井沢では、佐久平総合技術高校(佐久市)の生徒が仕組みを作った自家発電の電飾が点灯。ケラ池スケートリンクは今季から、幻想的な光の中でスケートを楽しめる「スターダスト・アイスリンク」を始めた。
BEB5軽井沢では2日の日没後、同校の生徒や関係者が集まってお披露目が行われた。2人乗り自転車をこいで発電した電力を使う回路の調整に当たった同校電気情報科3年の木内涼さん(18)は「試行錯誤したけれど成功できて良かった」と安堵(あんど)。宿泊施設で使った空き瓶などを素材に新開発した「シードルランタン」も輝く。
ケラ池スケートリンクは昨季まで日中のみの営業だったが、今季は午後4時からの1時間半、星くずをイメージして赤や緑などの電飾でリンクをともして営業することにした。日が落ちて周囲が薄暗くなると、リンクはアイスショーのような雰囲気に包まれて日中とは違う顔に。施設の担当者は「見て楽しむだけでなく、滑りながらイルミネーションを体感してほしい」と話していた。
BEB5のイルミネーションは12月25日まで、スターダスト・アイスリンクは来年1月13日まで楽しむことができる。