市民団体「小浜市の歴史と文化を守る市民の会」は2025年版のカレンダーを製作した。福井県小浜市内の寺社に残る国文化財などの仏像写真を掲載、小浜の文化財の魅力をアピールする。
カレンダーは小浜の歴史に興味を持ってもらおうと毎年作成している。24年版は明通寺や羽賀寺など小浜を代表する八つの寺「八ケ寺」の仏像を取り上げた。25年版は他の寺社の文化財に焦点を当てた。
カレンダーはB5判カラー。掲載されているのは▽大黒天立像(本承寺)▽千手観音菩薩(ぼさつ)立像(加茂神社)▽不動明王立像(谷田寺)-などの8体でいずれも国や県、市の文化財に指定されている。像の大きさや製作年代などを記したほか、縦写真を使って美しさや迫力を際立たせた。
事務局を務める市文化観光課の担当者は「地域の人が大切にしてきたからこそこれらの文化財が残っているのでたくさんの人に知ってもらえたら」と話した。
350部発行し、会員やコミュニティセンターなどに配布した。会員は随時募集中で新規会員にもカレンダーを贈呈する。問い合わせは同課=電話0770(64)6019。