罪や汚れを移した形代をたるに浮かべる参拝者=射水神社

罪や汚れを移した形代をたるに浮かべる参拝者=射水神社

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新年へ心身清める 高岡の射水神社で年越大祓

北日本新聞(2024年12月30日)

 高岡市古城の射水神社で29日、年越大祓(としこしのおおはらえ)が行われ、参拝者約180人が新年に向けて心身を清めた。手水鉢(ちょうずばち)は季節の花を浮かべる「花手水」として縁起のいい葉ボタンで彩り、訪れた人を華やかに迎えている。

 年越大祓では、神職と参拝者が大祓詞(おおはらえのことば)を奏上し、神職が麻と木綿を裂く音でおはらいをした。参拝者は人の形をした「形代(かたしろ)」で体をなで、息を3回吹きかけて罪と汚れを移した後、射水川(現・小矢部川)に見立てた水の入るヒノキのたるに浮かべた。炭谷淳宮司は「すがすがしい初春を迎えることを心より祈願する」とあいさつした。たるは31日まで設置する。

 花手水では、処分される草花をテーマに課題研究に取り組む南砺福野高校農業環境科の生徒が授業で正月用に栽培した葉ボタンのうち、規格外となった約200個を浮かべた。来年1月中旬ごろまで楽しめる。

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