滴る井戸水が幾重にも凍ってできた氷壁を登る兼規さん

滴る井戸水が幾重にも凍ってできた氷壁を登る兼規さん

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いまや厳冬の人気スポット、高さ12メートルの氷壁をクライミング 初心者から登山家まで訪れる川上村の山荘

信濃毎日新聞(2025年1月8日)

 川上村川端下(かわはけ)の岩根山荘の敷地にアイスクライミング用の高さ約12メートルの人工氷壁がそそり立っている。4日は、日差しを受けて輝く巨大な氷を同山荘専務の上田兼規(けんき)さん(33)が一般開放を前に試しに登っていた。

 氷壁は、組み上げた足場の上から井戸水をまいて自然の力で凍結させている。冷え込みが厳しさを増すにつれて分厚くなり、現在は1メートルほどの厚みだ。客足が鈍る冬季の来客を増やそうと2010年に設置を始めて以降、初心者から登山家まで幅広く訪れ、近年では外国人観光客も増えている。

 同山荘の経営者である父の弘さん(64)からアドバイスを受けながら、初めてアイスクライミングに挑戦した兼規さん。「腕は疲れるけれど、感覚をつかむと楽に登れる。老若男女の幅広い層に楽しんでもらえると思う」と話した。(いなづか弘樹)

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025010700576
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