射水市がブランド化を進める養殖魚「いみずサクラマス」を使った英国料理「フィッシュ&チップス」を提供する店が11日、同市海王町の観光施設「新湊きっときと市場」内にオープンする。肉質が柔らかい高付加価値のサクラマスを手軽に食べられる場をつくり、地域資源の魅力発信と射水ベイエリアの活性化につなげる。
廃棄物処理や堆肥製造の北陸ポートサービス(射水市片口久々江・新湊、加治幸大社長)が出店する。いみずサクラマスを生産している堀岡養殖漁協(同市海竜町・同)はグループ会社で、地元ブランド魚の魅力を生かしてにぎわいを生み出そうと、地域創生事業として出店を決めた。
フィッシュ&チップスは白身魚のフライにポテトを添えた料理。脂のりが良く、肉厚のサクラマスを使うことで甘みと食感を楽しめる。1食1300円。
店名は「PUB stripe(パブ・ストライプ)」で、ビールやコーヒー、自家製レモンソーダなどを提供する。北陸ポートサービスが搾りかすを処理している縁で、ビールは金澤ブルワリー(金沢市)の商品をそろえる。
加治社長は「観光客だけでなく、地元の人にも利用してもらえる店にしたい」と話している。営業時間は午前9時~午後5時。