黒部峡谷鉄道(黒部市)の特別運行「冬の黒部峡谷プレミアムツアー」が11日始まった。参加者がトロッコ電車の車窓から、雪の積もった黒部峡谷の景色を堪能した。
参加者は同鉄道宇奈月駅で、普段は公開されていないトロッコ電車の車庫を見て回った後、電車に乗り込んだ。峡谷に架かる新山彦橋を渡って折り返す往復約1・1キロを楽しみ、白銀の景色を眺めたり、写真を撮ったりした。近くの黒部川電気記念館も見学した。
ツアーは、トロッコ電車が運休する冬場の宇奈月温泉の魅力づくりを目指して企画し、4年目。2月24日までの土日曜と祝日に1日4回行う。定員は毎回47人で、昨年より7人増やした。
営業部の谷本悟チーフマネジャーは「冬のトロッコや峡谷を多くの人に楽しんでもらいたい」と話した。予約は5日前までで、空きがあれば当日も申し込める。