車窓や天井に恐竜などの映像が映し出されるXRバス。福井駅と県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館を結ぶ便の定期運行を今月末で取りやめる

車窓や天井に恐竜などの映像が映し出されるXRバス。福井駅と県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館を結ぶ便の定期運行を今月末で取りやめる

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XRバス、恐竜博物館往復を増便 一乗谷便は貸し切りのみに

福井新聞(2025年1月24日)

 北陸新幹線県内開業後の観光誘客策の目玉としてJR西日本などが昨年6月に運行を始めた「観光周遊型クロス・リアリティー(XR)バス」について、JR西は福井駅と県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)を結ぶ便の定期運行を1月末で取りやめ、2月から県立恐竜博物館(勝山市)の往復便を増やす。予約サイトで発表した。

 JR西の担当者は「朝倉氏遺跡の便は利用者数が少なく、各コースの利用状況を比較して見直した」と説明した。

 バスの愛称は「WOWRIDE いこっさ! 福井号」。仮想現実(VR)などを組み合わせて迫力ある映像を車内に映し出す。京福バスに運行を委託。県はバス改修費400万円を補助し、映像制作などでも協力している。

 福井駅と両博物館、あわら温泉エリアをそれぞれ結ぶ便と同温泉街周遊の計6コースがある。朝倉氏遺跡の往復は土日・祝日のみ1便ずつ運行していたが、今後は貸し切り便のみを走らせる。

 えちぜん鉄道あわら湯のまち駅発着の温泉街周遊コースは平日の1便を維持し、土日・祝日は貸し切り便のみとする。恐竜博物館は平日4便、土日・祝日に6便を往復運行しており、土日・祝日に1便追加する。

 4月以降はコースを自由に設定できる団体貸し切りの利用も検討していく考え。

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