展示会場の設営を手伝う学生たち

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松本市の「赤レンガ倉庫」で空間芸術 辰野町の現代芸術家、信大生と作品設営 あすから展示

信濃毎日新聞(2025年1月24日)

 信州大松本キャンパス(松本市)にある国登録有形文化財「旧松本歩兵第五十連隊糧秣(りょうまつ)庫」(通称・赤レンガ倉庫)で24~29日、辰野町の現代芸術家、千田泰広さん(47)のインスタレーション(空間芸術)作品を展示する。同大人文学部芸術ワークショップゼミを受講する学生らが企画。23日、学生らが千田さんと作品を設営した。

 倉庫の3部屋を使う。壁際から壁際に向けてたくさんの糸を張って振動させる展示や、大きさの違う虫眼鏡を配置し、空中の1カ所に光を集める展示を準備。空間に鉱物やガラスなどを置き、いすに座って外の景色を見られる部屋もある。窓から入る光やレンガ造りの建物の雰囲気も生かした作品で、非日常の世界を感じることができる。

 赤レンガ倉庫は松本市に駐屯した旧陸軍歩兵第50連隊の食料保管倉庫として使われていた。普段は内部を公開していない。学生らはあまり使われない倉庫に注目し、光を生かした作品で世界的に活躍する千田さんに依頼した。3年生の前田紗希さん(20)は「普段アートに触れる機会がない人にも来てほしい」と来場を呼びかけている。正午~午後5時。入場無料。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025012300856
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