田沢温泉街で竹灯籠を鑑賞する親子連れ

田沢温泉街で竹灯籠を鑑賞する親子連れ

長野県 祭り・催し

青木・田沢温泉、竹灯籠がお出迎え 冬のにぎわいへ屋台も

信濃毎日新聞(2025年1月25日)

 青木村の田沢温泉に、地元有志らが作った竹灯籠約60本が設置され、一帯を温かな光で包んでいる。信州田沢温泉沓掛温泉旅館組合が、冬の閑散期の誘客対策として取り組む「竹灯(あか)りと屋台祭」の一環。温泉街の入り口から共同浴場の「有乳湯(うちゆ)」までの約100メートル区間に、3月9日までの木~日曜日の夜に設置する。

 田沢温泉の旅館「富士屋」の武井功社長(62)が企画した。竹灯籠のほか、富士屋の食堂を「夜祭り広場」として開放。観光客に地域との関わりを深めてもらおうと地元飲食店が屋台を出し、おでんやアユの塩焼き、中華料理などを提供する試みもある。

 夜祭り広場を「青木村のショーウインドー」にしたいと武井さん。「閑散期対策だけでなく、村に興味を持ってくれる人を増やしたい」と意気込む。イベントには両温泉の「ますや旅館」「満山荘」「和泉家旅館」も参加。夜祭り広場には各旅館に宿泊していない人も、千円の飲食チケットを買って入場できる。

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