ひな人形が大野のまちに華を添える「春を彩る越前おおのひな祭り」(福井新聞社後援)が1月25日、福井県大野市の平成大野屋平蔵と道の駅「越前おおの荒島の郷」で始まる。20段のひな壇がお目見えするほか、年代やサイズの異なる個性豊かな人形計3千体が並ぶ。3月9日まで。
家庭で飾られなくなった人形を活用しようと、市民有志でつくる実行委員会が2011年から実施している。
平蔵には高さ4メートル、幅7メートルのひな壇に7段飾りの人形がずらり。今年は配置を変え、全ての人形に照明が当たるようにした。千体以上あり、古いもので大正時代に作られた木製の人形も見られる。道の駅の文化伝承室では、約30センチの人形を収めた3段飾りやウサギのぬいぐるみに衣を着せた人形もある。
実行委は「少しでも明るい気分になってもらえれば」と話していた。午前10時~午後4時。中学生以上300円。