取材を基にまとめたガイド本を手にする城所さん

取材を基にまとめたガイド本を手にする城所さん

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富山県内に2ヵ月宿泊、300ヵ所の魅力紹介 城所さん(神奈川)がガイド本

北日本新聞(2025年1月29日)

 神奈川県の作家、城所勇さん(51)が富山県内各地を取材し、その魅力をまとめた観光ガイド本を作った。発行に当たり、2カ月以上にわたって県内に泊まり込み、観光地や飲食店を訪ね歩いた。「富山は日常の質がとても高いと感じた。全国の人に知ってもらいたい」と話す。

 城所さんは2023年に横浜市の中華街を紹介するガイド本を制作。好評を得たことから、第2弾として富山を選び、昨年4~6月の間、県内に滞在した。「有名ではない場所も取り上げたい」と居酒屋などで地元住民にお薦めの店を聞くなどして取材先を選んだ。

 本のタイトルは「富山で30日間観光しまくるガイド本」。A5判208ページのフルカラーで、すし店や喫茶店、銭湯や道の駅など約300カ所を写真付きで掲載した。同人誌として昨年12月から販売を始め、これまでに約250冊を売り上げた。

 県の観光支援にも役立ててもらおうと、自治体との連携や県内の出版社との協力、英語版の制作などを検討している。「本を通じて富山を知ってもらい、観光するきっかけにしてほしい」とPRする。本はインターネットで購入できる。税込み4400円。

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