飯綱町の霊仙寺湖で30日、今季のワカサギの穴釣りが解禁された。昨季は暖冬の影響で氷の厚さが足りずに解禁できず、待望のオープン。国外からを含む愛好家150人ほどが訪れ、凍った湖面に色とりどりのテントが並んだ。穴から釣り糸を垂れ、魚を釣り上げる感触を楽しんだ。
「解禁日はよく釣れる」と初日に合わせて台湾から親子で来日した張楓(ちょうかえで)さん(35)は「自分で釣って、自分で料理するのがうれしい。てんぷらにして食べます」。長男で小学1年の茶芯(ちゃしん)さん(6)は釣りざおを手に「とっても楽しい」と笑顔を見せた。親子で100匹ほど釣れたという。
解禁初日の様子を見がてら、自分も釣り糸を垂らした町地域おこし協力隊の石川真結(まゆ)さん(35)は「この時季の風物詩。多くの人に訪れてほしい」と期待していた。
穴釣りができるのは午前6時~正午。有料。運営する飯綱東高原観光開発によると、2月中旬ごろまで楽しめそうだという。問い合わせは飯綱東高原リゾート(電話026・253・3210)へ。