10日に加賀市大聖寺敷地の菅生石部(すごういそべ)神社で行われる県無形民俗文化財「御願(ごんがん)神事」を前に2日、大聖寺敷地の民家納屋で氏子約40人が大蛇に見立てて「退治」される大縄を作り、「竹割り祭り」として知られる神事の準備を整えた。
大縄ないは大聖寺敷地の氏子が担う。氏子総代の西出昌司さん(64)方に集まった氏子は、木づちでたたいて柔らかくしたわらを編み上げ、全長約20メートルの大縄を完成させた。
大聖寺岡町の氏子も2日までに、地面に打ち付ける竹を神社周辺の竹林から切り出し、境内に運び込んだ。