正月飾りなどを燃やす福井県坂井市竹田地区の恒例行事「どんど焼きと雪中花火」が2月1日夜、同市丸岡町山口の竹田農山村交流センター「ちくちくぼんぼん」グラウンドで行われた。雪が積もる中、大勢の住民らが燃え上がる火柱と夜空をこがす大輪に1年の発展と安寧を願った。
同地区でまちづくりに取り組む竹田文化共栄会が、竹田の里づくり協議会の協賛を得て毎年開催。松の木を中心にウメやササ、ナンテンなどを飾り付けた高さ約5メートルのやぐらを組み、住民らが持ち込んだ正月飾りや今年の願い事を書いた短冊も入れられた。
午後5時過ぎ、神事後に代表者たちがたいまつで点火。勢いよく火柱が上がると、山際から色鮮やかな花火約100発が打ち上がり、住民たちは冬の光の競演に見入っていた。
同共栄会の代表理事は「地区に通じる県道の土砂崩れがあったが、そういった災害を乗り越えて力を合わせて竹田を盛り上げていきたい」と願いを込めた。