えちぜん鉄道勝山永平寺線で2月2日、地酒を車内で味わう「熱燗(あつかん)電車」が運行された。参加者50人は列車に揺られながら永平寺町内3酒蔵の新酒などを堪能した。
同鉄道に「乗って残そう」運動を展開する永平寺町えちぜん鉄道サポート会が企画。町内の田邊酒造、黒龍酒造、吉田酒造の各酒蔵が協力し、計6銘柄が用意された。
参加者は永平寺口駅に集合し、勝山駅や福井口駅を約2時半かけて巡った。今年は同町を拠点とするハンドボールチーム「福井永平寺ブルーサンダー」の選手も参加。酒蔵の担当者からそれぞれの酒について味や特徴などの解説に耳を傾けながら、心地よく揺れる車内で飲み比べを楽しんだ。
初めての参加者は「日本酒をおいしくいただけた。これからも運行を続けてほしい」と声を弾ませた。